資金繰りが苦しい時、売上を増やす方法だけを考えても、目の前の支払いに間に合わないことがあります。まず必要なのは、現金の出入りを時系列で並べることです。
今月と来月の予定を一覧にする
現在の預金残高を起点に、売上代金などの入金予定と、家賃・人件費・仕入れ・外注費・税金・社会保険料・借入返済などの支払い予定を日付順に並べます。請求書が届いていない費用も、分かる範囲で見込額を入れます。
資金不足が起きる日と金額を確認する
一覧にすると、月末だけでなく途中の日にも資金が不足する可能性が見えてきます。「いつ」「いくら」不足するのかが分かれば、必要な対応を具体的に検討できます。
支払いの優先順位を整理する
すべての支払いを同じように扱うのではなく、事業継続への影響や契約条件を確認しながら整理します。独断で支払いを止めると問題が大きくなることもあるため、早めに関係先や専門家へ相談することが重要です。
金融機関への相談準備を始める
資金不足が見込まれる場合は、直前まで待たず、現状、厳しくなった理由、今後の改善方針を説明できるようにします。数字が完全でなくても、分かっている範囲を整理することで相談を進めやすくなります。
このコラムは一般的な考え方を紹介するものです。実際の支払い判断や法的・税務的な対応は、会社の状況に応じて専門家へ確認してください。